2007年7月26日(木)「しんぶん赤旗」
住民税 高ッ!
給料日の怒り 再び
「自民・公明が増税。参考にさせてもらいます」
「増税に反対!」「住民税のばかやろー」。多くの会社で給料日となった二十五日、住民税増税への怒りが改めて日本列島に渦巻きました。
職場では給与明細を見て、「やっぱり(五月に比べ)今月も住民税が上がっている」との話題でもちきり。六月からの大増税は、自民党・公明党政権が定率減税を廃止(所得税は一月、住民税は六月実施)したためです。商業メディアも「給料袋爆弾 サラリーマン怒り再び」(「夕刊フジ」二十五日付)と報じました。
「こんなに…」
「住民税が月一万五千円くらい上がった。定率減税廃止は知っていたけど、こんなに額が多いとは思わなかった」。東京都内のATM(現金自動預払機)前で、通帳を見つめていたIT(情報技術)関係企業に勤める男性(49)は憤ります。「何か出費を減らすしかないんだけど…。会社の同僚も、給与明細を見て増税に驚いている」。自民党や公明党が増税をしたことは知っていました。「この上に消費税も上げる可能性が高いんでしょうね」と安倍自公政権が狙う消費税増税を懸念します。
別の男性会社員(38)は、先月の給料明細を見て、「住民税が結構上がったことを実感した」と語ります。「今月もやはり高い。負担増は面白くない。いろいろ生活に影響が出た。自民党と公明党が増税を進めたって話。参院選での投票の参考にさせてもらいます」
「増税には反対。みんなで声を上げていかなければならないと思う」という不動産会社に勤める男性会社員(31)は、ATM前で「選挙では増税を食い止めてくれる政党に入れる」ときっぱり。「共産党には悪い政治に歯止めをかけるブレーキの役割を期待している」といい、「前回の国政選挙では別の政党を支持したが、今年の地方選挙から(共産党支持に)変わった」。
「うわぁぁぁ」
インターネットのブログ(個人の日記風ホームページ)にも、怒りの声があふれています。
「本日、さっき明細をもらいました。住民税一万三千五百円。高ッ。かなり今月は厳しい」
「『そういえば、六月から住民税があがったんだ』ということで、早速給与明細を確認。そして心の中で大絶叫。『うわぁぁぁ。うわぁぁぁ。うわぁぁぁ』何、この金額。今までの二倍以上やんっ」
「今日の給料明細を見て卒倒しそうになりました。住民税のばかやろー」
「…大増税されてる…住民税が一万二千円も上がった…所得税は千円しか減っていないから一万一千円も大増税。まただましたな 自〇党に公〇党」
庶民増税に怒る声を国政に生かすチャンス、参院選の投票日は二十九日に迫っています。
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