2007年7月30日(月)「しんぶん赤旗」

被災者回り要望聞く

喜ばれる支援制度紹介

党の相談センター 開設10日


 新潟県中越沖地震の被災者救援にむけて、日本共産党被災者相談センターが開設して三十日で十日を迎えます。

 センターはこの間、柏崎市、刈羽村などの避難所や被災者の間を回り、地方議員を先頭に支援制度を紹介するリーフレットを配りながら要望を聞きました。

 連日、被災者から切実な声が寄せられます。

 「家がぺしゃんこ。お金や健康保険証など全部なくした」

 刈羽村の避難所で、一人ひとりから要望を聞いていた池田力村議に、自宅が全壊したという男性が声をかけました。着の身着のまま。病気で長岡市内の病院に通う男性は、途方にくれていました。池田村議はいっしょに保険証を捜しだそうと自宅を訪問。柱が倒れ、屋根が落ち、まったく手をつけられないほどの惨状でした。

 池田村議は、役場で保険証を再発行し、村から当座のお金を借りられるように手配し、喜ばれています。

 柏崎市の持田繁義市議が避難所でリーフレットを配っていると、被災者が「近所の人の分も」と二部、三部と受け取りに来ます。ある避難所のセンター長からは「これで説明すると被災者にわかってもらえる。追加でもってきてほしい」という電話がありました。

 障害者やお年寄りからは、その日の生活さえままならない相談があいついでいます。

 「リウマチの手術をうけて体が不自由です。せめて避難所で配っている食事をもってきてほしい」「給水車までは遠く、とても重い水を運べない。雨水を沸かして飲むしかない」

 暑さがますなか、ガスの復旧が遅れて風呂に入れなかったり、まだ水が出ない地域があります。「一人の被災者も残さない」と、党議員や党員が被災者のもとへ駆けつけ、町内会とも協力し活動をすすめています。



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