2007年7月31日(火)「しんぶん赤旗」
首相は退陣すべきだ
TBS番組 小池政策委員長が主張
日本共産党の小池晃政策委員長は三十日朝、TBS系テレビ「みのもんたの朝ズバッ!」に出席し、参院選の結果や今後の国会運営について各党の代表と議論しました。
選挙結果について自民党の茂木敏充衆院議員は「(安倍首相の改革路線ではなく)いまの自民党のあり方についてノーということだと思う」、公明党の高木陽介衆院議員は「何が争点だったのかわかりづらい。政策的な部分での審判は問えなかった」と発言しました。
小池氏は「国民からみると、むしろわかりやすかったのではないか」と述べ、年金や庶民大増税、「政治とカネ」の問題などで「安倍政権、自民・公明の政治に、国民が明確にノーという審判を下した。安倍首相は当然、退陣すべきです。首相は、教育や憲法の問題、消費税も含めて“いままでの路線のままいく”と言っていますが、根本から見直すことが必要だ」と述べました。
国際金融アナリストの末吉竹二郎氏は「国民は自民党から別の野党に大きな勢力を与えた。(与党に)単なるおきゅうをすえるという話ではない、重みのある話だと受け止めるべきだ」と指摘。小池氏は「今度の選挙結果は、自民・公明の政治ではダメだ、新しい政治が必要なんだという国民の選択を示しています。今後、新しい政治をつくる大仕事が始まる」と述べました。
今後の国会運営について、民主党の桜井充参院議員は「参議院側から法案をどんどん出していきたい。わが党単独では法案は出せないので、他の野党のみなさんに賛同いただけるような、障害者自立支援法の一割負担の凍結法案などをまず出したい」と発言しました。
小池氏は「今までも、悪法を止めるために、民主党と国会で協力してきました。(秋の国会で問題になる)テロ特措法の延長や消費税の増税などは、ストップさせることが必要になってくる」と述べました。