2007年8月2日(木)「しんぶん赤旗」

増税法案作らせない

「消費税なくす会」が宣伝


 政府・与党が秋の税制改革論議のなかで消費税増税を検討しようとしているなか、消費税をなくす会は一日、東京都豊島区のJR巣鴨駅前で参院選挙後初の宣伝・署名活動をおこないました。

 消費税をなくす全国の会の杵淵智子事務局長らは、こんどの参院選挙の結果について、庶民増税の一方で社会保障を削る安倍政権・自民、公明与党への国民の怒りが爆発したものだと強調。「増税法案をつくらせない、出させない世論を広げましょう」と呼びかけました。

 炎天下のなか、足を止め署名する人や対話する人が目立ちました。「もう自民党がきらいになった」という女性(72)は、「税金が有効に使われているとは思えない。社会保険庁の無駄遣いや事務所費問題は税金をあぶくゼニのように使った結果だ」と話します。

 会員は“高齢化社会のため”と導入されて以来、国民が納めた消費税額は、大企業の減税分への支出額とほぼ同じであり、国民生活向けに使われていないことを説明しました。

 海軍の少年航空兵として終戦を迎えたという男性(79)は署名に応じ、「軍国主義復活はだめだ。北朝鮮の核弾頭を撃ち落とすなどといってばく大な税金を使うなんて冗談じゃない。私も自民党や公明党、民主党の国会議員に電話して抗議している。頑張ってやりましょう」と話していました。



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