2007年8月9日(木)「しんぶん赤旗」

被災者に「ご用聞き」

ボランティア募集

新潟


 新潟県中越沖地震の被災者の家を一軒一軒訪問する、日本共産党新潟県委員会と被災者相談センターの「ご用聞きボランティア」が十一日までの日程で行われています。連日、全国からボランティアが参加。リーフレットを使い、公的支援制度の説明もしながら聞き取り、改善のため奮闘しています。

 三日目の八日は、新たに活動を刈羽・西山地域まで広げました。「初めてこういう活動をする」と東京から参加の親子三人など、県内外から四十人が参加。被災者宅を訪問すると、「とにかくガスを通してほしい。お風呂に入れないので小さい子のあせもがひどい」「前回の中越地震で被害を受けて直したところがまた大きく傷んで途方にくれている」「原発が心配。お米などの風評被害がなければよいが」など深刻な実態が出されました。

 いまだ六割の世帯でガスが復旧していない柏崎市では、日本共産党の持田繁義市議が、民主団体でつくる「共同センター」と連携して、取換ガスボンベを届けました。被災者からは、「ガスが出た。久しぶりに風呂に入れる」と喜びの声が上がりました。

 「こういうことをやってくれるのは共産党だけだ。ほかの党は何もこない」「悪いニュースばかりの昨今、日本も捨てたものではないね」などの声も聞かれました。

 被災者相談センターでは、「ご用聞きボランティア」の参加者を引き続き募集中です。日よけの帽子と着替えを持参の上、柏崎市長峰町十三の二六の同センター事務所(電話0257・20・0908)に午前九時までに集合。宿泊などの問い合わせは事前に同センターまで。



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