2007年8月14日(火)「しんぶん赤旗」
6カ国協議
米朝代表が事前会談
16、17日に非核化部会
【北京=山田俊英】北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の米国首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が十三日午後、北京入りし、北朝鮮大使館で同国首席代表の金桂冠外務次官と会談しました。会談は約四時間にわたり、遼寧省瀋陽で十六、十七の両日開かれる非核化作業部会を前に意見交換したとみられます。
ヒル次官補は記者団に「(北朝鮮の核の)無能力化とは何かなど明確な考えを得たい」と述べ、「次の段階」措置に関する行程表を策定する次回六カ国協議を「今月最終週か九月第一週に開きたい」と表明しました。
金外務次官は先週北京入りし、十三日午前には中国外務省を訪問しました。六カ国協議議長の武大偉外務次官と意見を交換したもようです。
朝鮮半島の非核化に関する作業部会は、北朝鮮の核施設の無能力化、すべての核計画の完全申告など「次の段階」措置の具体的手順がテーマ。詳細な技術的な問題も話し合います。中国が議長国を務めます。
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