2007年8月14日(火)「しんぶん赤旗」
“労組”“団交”知ってる?
首都圏青年ユニオンが交流会
首都圏青年ユニオン交流会―「夏祭り」が十二日、東京都内で開かれました。主催は首都圏青年ユニオン。約五十人が参加しました。浴衣や甚平姿の組合員が迎え、かき氷やお茶が振る舞われました。
労働組合をこれからつくろうと思っている人も労働組合で頑張っている人も参加して、組合や団体交渉についてのイメージを具体的にとらえてもらう企画です。
会場では同ユニオンの街頭宣伝の様子をビデオで流したり、団体交渉の様子を寸劇でわかりやすく伝えました。
各分会の活動も報告されました。各分会の行事や街頭宣伝の反応、学習や交流会の様子が紹介されました。
団体交渉等で問題解決してきた組合員が自らの体験を紹介。未払い残業代や有給休暇等の問題を解決した男性組合員は「自分だけの問題じゃない」と組合員を増やし、問題解決して労働条件を改善させたことを話しました。契約社員で雇い止めされ、金銭和解した女性組合員は「入ってよかったのは会社と対等に話し合えたこと。同じように困っている友達にも紹介し、解決できたこと」とのべました。
首都圏青年ユニオンは一人でも、誰でも、どんな働き方でも加入できる青年のための労働組合です。正社員、パート、アルバイト、非常勤、派遣、請負などどんな働き方でも加入できます。二〇〇〇年に結成、年間四十社以上と交渉し、社会保険加入、ボーナス・退職金の実現など問題解決してきました。
参加した大学院生(23)の女性は「労働組合についての説明がわかりやすかった。弟がバイト先の愚痴ばかり言っていました。動けば、問題解決できたかもしれない。労働組合は有効だと思いました」とのべました。正社員としてコンピューター関係の派遣会社で働いている男性(29)は八月から個人事業主としての契約に変更されることになり、七月に組合に加入して団体交渉を求めています。「法律で保障されていることをやろうとしているだけ。みんなにも関心を持ってほしい。自分だけの問題ではないので、がんばりたいと思います」と話しました。
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