2007年8月16日(木)「しんぶん赤旗」
若者が次々 9条を守る署名
赤紙ビラで宣伝
大阪
太平洋戦争終戦の日から六十二年目の十五日、大阪市難波の高島屋前で女性百人が赤紙ビラ宣伝行動に取り組みました。大阪母親大会連絡会(植田晃子委員長)の主催。今年で三十五回目です。
戦争中に通称・赤紙と呼ばれる召集令状で、いや応なしに戦場に狩り出された痛苦の歴史を繰り返さないために「憲法九条の改悪を何としても食い止めよう」と十一団体の代表がリレートークをしました。
大阪高校生平和サークル「たこやきからピース」の女子生徒は「若者は戦争を体験したわけではありませんが、憲法九条を変えて悲惨な戦争を繰り返そうとしている事実がある限り、関係ないなどということは許されません。過去に戻ることはできません。しかし、今から未来を変えることはできます。まずは事実を知ってください」と呼びかけました。
十代、二十代の若者が次々に憲法九条を守る署名に応じました。調理師の二十代の男性は「亡くなった祖父から戦争でマラリアにかかって苦しい体験をしたと聞きました。赤紙一枚で召集されるようなことが二度と起こらないようにしないといけないですね」と話しました。
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