2007年8月17日(金)「しんぶん赤旗」
靖国参拝すれば悪影響
マレーシア紙が論評
マレーシア紙・星州日報十六日付は、安倍首相が終戦記念日の十五日に靖国神社参拝をしなかったことについて海外在住華僑向けニュースを配信する中国通信社・東京発の論評を転載しました。
同論評は、今回、安倍首相が靖国神社を参拝しなかった背景には、参議院選挙での与党自民党の大敗や「親密な盟友・米国の下院が『慰安婦』問題で日本政府に正式の謝罪を求める決議を採択した」ことがあると指摘し、次のようにのべています。
「安倍首相が靖国参拝をしないのは賢明だったが、もし、今後、安倍首相とその閣僚が靖国神社に参拝すれば、好転し始めたばかりの日本と中国、韓国との関係は再び行き詰まり状態に陥るだろう」「それは、日本の国際外交にとって決してためにならないばかりか、日本国内で憂慮されている北朝鮮の核問題や『日本人拉致問題』などすべての問題で良くない影響を受けるだろう」
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