2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」
テロ特措法延長に反対
全国で宣伝
アメリカなどによるアフガニスタンへの報復戦争を支援する「テロ特措法」を延長するな―安保破棄中央実行委員会と各地の実行委員会は二十三日、全国各地でテロ特措法反対を訴える宣伝・署名活動を行いました。同法は、インド洋で海上自衛隊が米英軍艦船などへ給油支援を行うもので、十一月一日に期限切れを迎えます。
東京・新宿駅西口では同東京実行委員会の会員も加わり宣伝。立ち止まって話し込む人が目立ちました。
埼玉県の女性(36)は「戦争に協力することは絶対反対。テロはいっそう激しくなる。報復のくりかえしです」とのべ、イラクと日本人の混血という男性(18)は「戦争は武器を売る会社がもうけるだけだ」とのべ、「今はイラクを訪問できない」と顔を曇らせました。
自衛隊が五年半で補給した燃料や水の費用は二百二十億円。神奈川県の男性(55)は「引き揚げたほうがみんなが幸せになる。二百二十億円なんて別のところに使ったほうがいい」と話しました。
実行委員会のメンバーは、「戦争によってテロはなくならない。憲法九条がある日本は戦争協力をやめるべきだ」と訴えました。