2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」
請負・派遣の活用
製造現場の8割
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八割以上の工場の製造現場で、派遣や請負など非正規の労働者が働いている実態が経済産業省の報告で明らかになりました。
この報告は、製造現場での請負や派遣労働者の活用について、請負・派遣会社と、それを活用する製造メーカーの関係者らによる経産省の研究会がまとめたものです。
研究会が実施した工場長へのアンケート調査によると、生産工程業務で、「製造請負・派遣を活用している」とする工場は81・5%を占めています。
分野別では、輸送機械製造業、精密機械製造業で、「正社員のみ」の割合は0%となっています。
また、最近一年間での請負・派遣などの就業者数の変動について、「大幅に増えている」が8・5%、「増えている」の42・4%とあわせて、過半数となっています。一方、「減っている」は9・7%、「変化はない」は31・7%。モノ作り現場に請負・派遣が拡大してきている実態があらためて明らかになっています。
派遣・請負業の就業者へのアンケートでは、ほぼ半数が世帯の主たる稼ぎ手となっているのに、一カ月の平均給与は、十五万円から二十万円未満が35・5%で最も高く、二十万円未満の人が過半数を占めています。
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