2007年9月5日(水)「しんぶん赤旗」
一致点での共同確認
4野党が国対委員長会談
十日召集予定の臨時国会を前にした四日、日本共産党、民主党、社民党、国民新党の四野党国対委員長会談が国会内で開かれました。
民主党の山岡賢次国対委員長は、「野党間でも意見の違いがあるが、お互いに認めあってやるのが当然だ」と述べ、今後定期的に四野党国対委員長会談を行っていきたいと述べました。
民主党からの呼びかけを受けて出席した日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「参院選で示された民意にこたえるために、一致できる点での共同をすすめ一歩でも国民の利益を実現するために努力したい」と表明。貧困と格差を拡大した「構造改革」「戦後レジームからの脱却」「美しい国づくり」をスローガンにした安倍政権の政治路線に対抗していく決意を述べました。
会談で四野党は、遠藤武彦農水相の辞任などを受け、「政治とカネ」問題の徹底究明、税金のムダ遣いをただすなどの課題で共同をすすめていく立場を確認しました。
これに先立ち、民主党の山岡氏と安住淳国対委員長代理が日本共産党の控室に就任のあいさつに訪れ、穀田氏と佐々木憲昭国対副委員長が応対しました。