2007年9月12日(水)「しんぶん赤旗」
「再議決」論は民意冒とく
CS放送で小池政策委員長
日本共産党の小池晃政策委員長は十一日、CS放送・朝日ニュースターの番組に出演し、テロ特措法問題で政府が新法の提出を検討していることを厳しく批判。与謝野馨官房長官などが、海上自衛隊の給油活動を継続させるための法案が参院で否決されても衆院の三分の二で「再議決」できることを強調していることについて、「これほど選挙の結果を軽視する発言はない」と指摘しました。
小池氏は、「直近の選挙結果というのは、参院選(の結果)です。(一昨年の)衆院選挙で(自民党は)郵政民営化だけでたたかって、いわば議席をかすめとった。そういう点でいえば、まさにいまの参院の議席構成こそ私は民意だと思う。それをひっくり返して衆院で通してしまうというのは、議会制民主主義、あるいは国民の民意に対する冒涜(ぼうとく)であり、許されない」と批判しました。
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