2007年10月3日(水)「しんぶん赤旗」

岩国市に庁舎募金渡す

市民団体が２次分１１７万円

　山口県岩国市の労働組合や民主団体でつくる「住民投票を力にする会」（井上忠代表）は二日、市庁舎建設募金百十七万円を井原勝介市長に渡しました。八月二十七日に続く第二次分。前回の約三倍の金額が三十都道府県から寄せられました。

　岩国市が米軍再編に反対していることを理由に、一九九六年のＳＡＣＯ（日米特別行動委員会）合意で約束していた市庁舎建設補助金三十五億円を国が一方的にカットしたことに対し、庁舎建設募金運動が広がっています。二日午後までに市に届けられた募金は千五百万円を超えました。

　同会の吉岡光則事務局長は、この間の「会」の取り組みを紹介。東京や広島での井原市長の募金活動が伝えられ、運動が広がっていると話しました。

　市議会総務委員会で市長に庁舎建設募金活動を慎むよう求める付帯決議がされたことについて、井原市長は「議会の意見ですから受け止めますけれども、ただ私の政治活動の自由もあります」と述べました。また、新たに就任した防衛相とできるだけ早く会談し「地元の実情を理解してほしい」と語りました。

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　「住民投票を力にする会」の連絡先・募金振込先＝同会事務局・吉岡光則さん（岩国市尾津町２の４６の１２）。電話０８２７（３１）７０９７。振込先＝郵便振替口座・口座番号０１３９０―９―８５７２３、口座名「住民投票を力にする会」

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