2007年10月3日(水)「しんぶん赤旗」
ナンバープレートつけず
米軍車両が違反走行
沖縄
沖縄県東村高江地区で、日米の合意に違反するナンバープレートのついていない米軍車両が県道70号線を走行したことが二日、分かりました。米ヘリパッド(ヘリ着陸帯)建設に反対する座り込み行動に参加していた日本共産党の具志堅徹名護市議が確認しました。
県基地対策課によると、一九九六年の米軍公用車両番号票に関する日米合同委員会合意で、(米軍の)すべての車両は日本の公道、私道において運用される場合には、車体の前方および後方に番号票をつける、とされています。
具志堅市議によれば、二日午前八時四十五分ごろ、二台の米軍車両が北部訓練場“ナンバー4”ゲート(門)から県道70号を走行、同訓練場のメーンゲート(本門)に向かったといいます。車両にはそれぞれ運転手が一人ずつ乗っており、迷彩服をきていました。車両のうち一台にナンバープレートがついていなかったといいます。具志堅市議は「基地間の移動であってもナンバープレートなしの県道走行は許されることではない。県道を基地内と同じように使い勝手にふるまうことは許されない。断固抗議したい」と語っています。
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