2007年10月6日(土)「しんぶん赤旗」

派兵継続の新法反対

安保破棄中実委が宣伝 戦争でテロなくせない


 アフガニスタンへの報復戦争開始(二〇〇一年十月七日)から六年を前に安保破棄中央実行委員会は五日昼、東京・有楽町マリオン前で、自衛隊の海外派兵継続のための新法に反対する宣伝行動をしました。十団体から十五人が参加し、赤や黄緑ののぼり、「自衛隊はイラク、アフガンから手を引け」「私たちの税金を人殺しに使うな」と書かれたプラカードをかかげ、新法反対署名、福田康夫首相らあての要請はがきへの協力をよびかけました。

 宣伝カーから各団体の代表が訴えました。

 安保破棄中実委の早坂義郎事務局長は、「戦争ではテロはなくならないのが六年間の教訓だ」と指摘しました。

 日本AALA(日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)の前島和枝さんは、米軍の空爆で負傷した子どもたちの写真を示して、「この空爆を自衛隊は支援したんです。これは国際貢献ではありません」と訴えました。

 買い物客やサラリーマンらが署名に応じました。東京都品川区の女性(65)は「自衛隊の給油活動は絶対に反対です。アフガンの普通の人たちを殺傷しているのが許せない」。

 江戸川区の女性(21)=会社員=は「戦争は本当にいや。平和が一番だから署名しました。税金が給油活動に使われていると聞いてショックです。税金は国民に還元してほしい」と話しました。



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