2007年10月11日(木)「しんぶん赤旗」
大好き商売 続けたい
改憲・増税反対 業者婦人が決起集会
「大好きな商売を続けたい。だから戦争する国、大増税は許しません」―東京都千代田区の日比谷公会堂で十日、第十回全国業者婦人決起集会(主催・民商婦人部、全商連婦人部協議会)が開かれ、憲法改悪や増税阻止、業者婦人の地位向上を訴えました。
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ピンクや青、紫などのTシャツやジャンパー姿の千九百人の参加者が会場を埋め、花が咲いたよう。「業者婦人の地位向上を 人間らしく生きたい」「憲法守れ」など横断幕を手に各地の代表が壇上から訴えると、参加者がスカーフや帽子を振ってこたえます。
埼玉県の上尾民商の女性(63)は夫と二人で仕出し弁当と給食、居酒屋の三つの仕事を掛け持ちし、早朝から深夜まで働き続けたあげく過労で入院。退院した七日後、頑張っていた夫が倒れて亡くなりました。
「どんなに働いても所得税法第五六条で、私の働き分は経費と認められず、苦しい毎日です。社会を私たちの力で変えていきたい」と訴えました。
高知県議会へ働きかけてきた高知民商の女性(63)が「県議会本会議で今日、所得税法第五六条の廃止を求める意見書が全会一致で可決されました」と報告すると大きな拍手と「オーッ」の歓声があがりました。
大石邦子全商連婦人部協議会会長が「戦争するな、大増税反対を大きなうねりにしていきましょう」と訴え。日本共産党の吉井英勝衆院議員が、「中小業者が誇りと働きがいある政治を一緒に築きましょう」と激励しました。
集会後、参加者は国会前までデモ行進。集会に先だち省庁交渉、議員要請、街頭署名宣伝行動と多彩に行動しました。
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