2007年10月16日(火)「しんぶん赤旗」

偽装請負根絶めざす

共産党議員団が対策チーム


 日本共産党国会議員団は十五日、「偽装請負の根絶と正社員化を求めるプロジェクトチーム」を発足させ、国会内で第一回の会合を開きました。

 会合では、日亜化学やキヤノンなど、労働者のたたかいぶりが紹介され、今後の方向性について話し合われました。責任者に小池晃参院議員を選びました。

 日本共産党はこれまでも「偽装請負」の一掃に全力を挙げてきました。たたかいも大きく広がり、直接雇用を勝ちとる例が、各地で生まれてきています。また今月四日には国会内で、全労連や連合などに加盟する労働組合と野党四党が「労働者派遣法の改正をめざすシンポジウム」を開催し、労働者の立場にたった派遣法改正をめざす動きもすすんでいます。

 一方で会社側が直接雇用を拒否したり、有期雇用に限定するなど新たな問題も生まれており、運動のさらなる前進が求められています。

 プロジェクトチームは当面、二十二日に国会内で「偽装請負と闘う労働者との懇談会」を開催することを決めました。懇談会後、厚生労働副大臣に要請を行う予定です。



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