2007年10月16日(火)「しんぶん赤旗」

連合

非正規労働センター開設

ネットワークづくり


 連合は、パートや派遣など非正規雇用労働者の賃金・労働条件底上げや、ネットワークづくりをすすめる「非正規労働センター」を十五日、本部内に開設しました。

 連合は、第十回定期大会で、貧困と格差を深刻化させている非正規雇用労働者問題を運動の柱にすえることを決定。連合あげて取り組むために、同センター設置を打ち出しました。非正規労働者の労働実態の把握、労働条件底上げキャンペーン、インターネットを活用した情報発信や組織化、非正規労働者を組織している他の労働組合やNGO(非政府組織)とのネットワークづくりなどに取り組みます。

 高木剛会長は会見で、「千七百万人を超える非正規労働者のみなさんに、感じていること、困っていることを何でも持ち込んでほしい。スピーディーに取り組み、状況に応じて体制強化もはかりたい」とのべました。

 センター長の龍井葉二総合局長は、「これまで正社員中心の企業別組合できたが、それでは労働組合の社会的責任は果たせない。若者が声を上げ組合をつくる動きも広がっている。集まって語り合い、行動する労働運動の原型が改めて必要になっている。労働運動の存在意義、労働組合ができることをアピールしたい」とのべました。

 また、龍井局長は記者の質問に答えて、連合以外の労組とも連携していく考えを示しました。



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