2007年11月6日(火)「しんぶん赤旗」
「集団自決」めぐり執筆者らが懇談会
高校日本史の「集団自決」をめぐる教科書検定問題で五日、社会科教科書の執筆者らが第三回の懇談会を開き、この間の各社の訂正申請をめぐる動きなどについて情報交換しました。執筆者懇談会として声明を発表することなどを決めました。
また、懇談会では今後の取り組みとして、検定制度そのものの改善に向けて他教科の執筆者とも連携していくこと、検定意見の通知があった段階で情報交換のできる場を設けていくことなどを話し合いました。
ある社の執筆者は、訂正申請について、日本軍が「集団自決」を強いたという意味内容で元の記述に戻すとともに、琉球の歴史についてほかの部分も補強したことを明らかにしました。
■関連キーワード