2007年11月11日(日)「しんぶん赤旗」
民意を裏切る行為
山下議員が「大連立」批判
日テレ系番組
日本共産党の山下芳生参院議員は九日夜放送の日本テレビ系番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」に出演し、太田氏が提案した「政党の分裂・連立を禁止します」としたマニフェストについて、激論を交わしました。
山下氏は、「今回は自民党にも民主党にも非常に怒っている。国民の民意を根本から裏切る行為をやった」と述べ、福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の密室での「大連立」構想を批判。「参院選のとき、民主党の小沢さんは自公政権打倒と言っていた。その民主党が打倒する相手と手を組むことをやろうとした。国民の一票をなんと心得るのか」「三カ月前にあれだけ勝たしてもらった国民をぜんぜん信頼していないということだ」と怒りをあらわにしました。
これに対し、自民党の平沢勝栄衆院議員は「私は共産党とは話が合うことはまずないんだけど、今日だけは合う」と述べ、「国民の立場に立てば、いままで応援したのはなんだったのか、裏切りだということになる」と「大連立」を批判しました。
一方、山下氏はマニフェストには反対を表明。「政党の連立ということで見ると、将来私たちは連立政権をめざしている。どこかと組むことも将来はありえる」と理由を述べました。