2007年11月24日(土)「しんぶん赤旗」
国民世論 海自戻す
派兵活動終了
テロ特措法に基づきインド洋に派兵されていた海上自衛隊の補給艦「ときわ」(基準排水量八、一五〇トン)が二十三日、東京都中央区の晴海ふ頭に到着し、帰国しました。七月の参院選で与党が惨敗した結果、政府・与党は、同法の期限切れ(十一月一日)までに派兵延長のための法案を国会成立させることができませんでした。戦後初めて、国民の反対世論を受け、憲法違反の派兵活動が終了したことになります。
「ときわ」は、インド洋で米軍などの艦船に給油活動を実施。二〇〇三年二月には、イラク作戦の任務にあたっていた米空母キティホークに米補給艦を介して間接給油。このときの給油量を防衛省が隠ぺいし、虚偽の給油量を説明していたことも発覚しています。