2007年12月7日(金)「しんぶん赤旗」

新テロ法案廃案 軍事利権の糾明へ

１２・１２集会 要綱決まる

　新テロ特措法案の廃案と軍事利権の徹底糾明を求め、十二日（水）午後六時半から東京・日比谷野外音楽堂で開かれる緊急集会の名称や集会スローガンなどの要綱が決まりました。五日に開かれた第一回実行委員会で確認されたものです。

　集会名称は、「新テロ特措法を許すな！日米軍事利権を徹底糾明せよ１２・１２緊急集会」。集会スローガンとして、「新テロ特措法案を廃案にせよ」「自衛隊をふたたびインド洋に行かせるな」「自衛隊はイラクから即時撤退せよ」「日米軍事利権を徹底糾明せよ」「米軍基地の再編・強化反対。沖縄、岩国、座間・横須賀、横田と全国が連帯してたたかおう」―を掲げます。集会後に国会まで請願デモをします。

　実行委員会の事務局は全労連、東京地評、安保破棄中央実行委員会、同東京実行委員会の四団体がつとめることが決まりました。

　新テロ特措法案は参院で実質審議が始まっていますが、外交防衛委員会の定例審議日は週二回で会期末の十五日までの審議日数は三日しかありません。

　実行委員会では、法案成立のめどがたっていないと指摘。国会を再延長し、参院で否決されても衆院で再可決することを狙う政府・与党の横暴を許さない決め手は国民世論だと訴えています。政府・防衛省はまずみずからの疑惑を解明し、反省し、謝罪すべきだとのべ、「緊急集会に職場、地域から、誘い合ってご参加ください」と呼びかけています。