2007年12月11日(火)「しんぶん赤旗」
市庁舎募金を市長に
1万人集会実行委が手渡す
山口・岩国
国が新庁舎建設補助金を一方的にカットしたことに抗議して山口県岩国市で一日に開かれた「国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋」の実行委員会(岡田久男代表)は十日、集会で寄せられた募金を新庁舎建設募金として、井原勝介市長に手渡しました。
市役所を訪れた岡田代表と竹下節子副代表は、集会に参加した個人や団体などから、二百五十三万円の募金が寄せられ、経費などを除いた百三十万円を募金として手渡しました。
募金を受け取った井原市長は「あれだけ多くの人が集まったのは、岩国では初めてのことだと思う。寄せられた募金は、建設費の経費として活用したい」と感謝しました。
岡田代表は「募金や艦載機移転に反対する署名活動はこれからも続けていく。岩国市の周辺の人たちや神奈川県の座間、沖縄県の名護の人たちとも連携を考えたい」と今後の運動について語りました。
井原市長は今後の対応について「これからも三十五億円の補助金が交付されるようあらゆる努力をしていく」と話しました。
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