2007年12月13日(木)「しんぶん赤旗」
質問ダイジェスト
日本共産党国会議員
構造改革で貧困・格差 政府白書から明らか
吉井衆院議員
日本共産党の吉井英勝議員は、衆院内閣委員会(5日)で、「構造改革」で貧困と格差拡大が拡大したことは政府の『経済財政白書』からも明らかだと追及しました。
2007年の白書は、大企業製造業について、「配当や役員報酬が増加する一方、従業員は横ばいになっている」「90年以降、労働生産性と賃金の関係がみられなくなった」としています。吉井氏が事実関係をただしたのに対し、大田弘子経済財政担当相は、「企業収益が回復する中にあっても賃金の増加は見られていない」と認めました。
吉井氏は、「大企業は利益を大きく伸ばしたが、中小企業や労働者にその利益が波及していない」と指摘、「『構造改革』の抜本的な転換が必要だ」と迫りました。