2007年12月15日(土)「しんぶん赤旗」

取り調べ 可視化必要

仁比議員あいさつ 日弁連が国会で集会


 日本弁護士連合会主催の「取り調べの可視化(全過程の録画・録音)を求める緊急院内集会」が十三日、国会内で開かれ、民主、社民、無所属の議員らとともに、日本共産党の仁比聡平参院議員が出席しました。

 集会では、鹿児島選挙違反事件(志布志事件)で違法な取り調べを受け、県に賠償を求めてたたかった志布志市のホテル経営、川畑幸夫氏の報告を受けた後、可視化問題について懇談しました。

 川畑氏は、いとこの中山信一氏が二〇〇三年の県議選に当選した翌日、突然、刑事に任意同行を求められ、いきなり取調室で怒鳴られ、「焼酎を配っただろう」とまったく身に覚えのないことで犯人扱いされました。刑事は何回も川畑さんの両足をつかんで「早く正直なおじいちゃんになって」など家族の名前の書かれた紙を何回も無理やり踏ませたといいます。

 川畑氏は「取り調べのすべてを録画・録音したらこのような脅迫や拷問はなくせるのではないか、国会で実現してほしい」と訴えました。

 仁比議員は、この間、参院法務委員会でおこなった質問にふれながら、「警察捜査の暴走を防ぐために可視化が重要だ。志布志・氷見両事件の徹底解明は国会の責任で、民主党提出の可視化法案を早期に審議開始するよう努力したい」とあいさつしました。


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