2007年12月15日(土)「しんぶん赤旗」

「COP13 妨害3人組」

インドネシア紙に意見広告


 【ヌサドゥア(バリ島)=中村秀生】「目標がなければ、世界的な災害がすぐにやってくる。世界は屈服しない」―当地で開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)が最終盤をむかえた十四日、インドネシアの英字紙ジャカルタ・ポストに、米国のブッシュ大統領、日本の福田康夫首相、カナダのハーパー首相の顔写真を並べて、国際合意を妨害する三国を批判する意見広告が掲載されました。会場で広告を広げる人の姿も見られました。

 意見広告は、タイタニック号を思わせる船に三氏が乗り込み、温暖化で氷山が解けるのを待っているかのような構図です。「私たちは、米国とカナダ、日本に対して、二〇二〇年までの(温室効果ガス)排出削減の目標を阻むことをやめるよう強く求めるとともに、ほかの国に対してこれ以上の譲歩を拒否するよう強く求める」というメッセージが添えられています。

 国際政策研究グループ「アバズ(ヒンディー語、ウルドゥー語などで“声”の意味)」がよびかけたメッセージに、掲載直前の二十四時間で百七十八カ国、五万三千百三十九人が賛同しました。



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