2007年12月21日(金)「しんぶん赤旗」
骨髄バンク
患者負担の軽減を
超党派で参院議長に要請
白血病などに有効な治療法である骨髄移植の問題で二十日、超党派の議員が「非血縁者間骨髄移植にかかわる医療保険の適用範囲拡大を求める請願署名」を、江田五月参院議長に提出しました。
公的骨髄バンクが発足してから十五年が経過し、現在は年間、千例近い非血縁患者間の移植が行われています。
しかし移植提供者(ドナー)の仲介費用などには二十六万円前後が必要で、大きな負担となっています。またドナーから骨髄液を採取する施設において、麻酔などの安全管理の負担が大きく、採取施設の確保が困難になっています。請願書は、公的な負担を拡大し、患者の負担を軽減することを求めています。
日本共産党からは、小池晃参院議員が出席。自民党、公明党、民主党の各議員も参加しました。