2007年12月27日(木)「しんぶん赤旗」
食料値上げ調査へ
党議員団が対策委員会
日本共産党国会議員団は二十六日、小麦、大豆、トウモロコシなど食料価格高騰問題での第一回対策委員会(委員長・吉井英勝衆院議員)を開催し、今後の取り組みを協議しました。
いま食料品が一斉に値上がりし、家計や中小業者を直撃しています。学校給食にも影響を与え、給食の質を落とすか、父母負担を増やすかが迫られているところもあります。病院、社会福祉施設などの給食、生活保護世帯の食費確保など、社会福祉の分野でも大きな問題となっています。
世界的な干ばつや投機資金流入を背景に、政府は小麦の売り渡し価格を、今年十月に10%値上げしました。たこ焼き、お好み焼き、パンなどの業者からは、小麦の値段があがっても、価格に転嫁できず困っているとの声が相次いでいます。さらに来年四月には、小麦価格の大幅な再値上げが決まっています。
一方、大手スーパーでは価格を据え置き、農家や中小業者へのしわ寄せを強いる状況もおきています。
こうした問題を踏まえ、今後も各業界などの調査活動を行い、結果を持ち寄り、対応策を協議することを確認しました。
会議には吉井英勝、穀田恵二両衆院議員、紙智子参院議員が参加しました。