2008年1月8日(火)「しんぶん赤旗」
新テロ法案 草の根から廃案へ
平和委員会が宣伝
十五日の国会会期末を前に、政府・与党が海上自衛隊をインド洋に再派兵するための新テロ特措法案の参院審議を終え、衆院再議決を狙う緊迫した情勢のもと、日本平和委員会は七日、東京・浜松町駅前で「いまの臨時国会で新テロ特措法案を廃案に」と訴えました。
小雨が降り、冷え込むなか、「戦争でテロはなくせない」の横断幕、イラクやアフガニスタンの子どもや市民の写真を掲げ、道行く人に「戦争支援をやめさせましょう」とビラを配布しました。
佐藤光雄代表理事は「世論調査でもイラク、アフガンからの自衛隊撤退は国民の圧倒的な声だ」とのべ、千坂純事務局長は「数の力での強行を絶対に許してはならない」と力を込めました。
新テロ特措法案を審議する参院外交防衛委員会は八、十日に開かれます。与党は参院で否決された場合、衆院で三分の二以上の賛成で再議決・成立させる構えです。
国民大運動実行委員会や安保破棄中央実行委員会、日本共産党は再議決を許さないと、草の根での宣伝・対話を急いで広げています。
最大のヤマ場となる十日、国会請願デモ(午後零時十五分、東京・日比谷公園霞門出発)と国会前座り込みをするとともに、全国で呼応した行動をと呼びかけています。