2008年1月9日(水)「しんぶん赤旗」

新テロ法案

「給油も戦争協力」

全国で反対行動

若者シール投票


 新テロ特措法案を審議未了・廃案にしようと八日、全労連などでつくる国民春闘共闘委員会や、国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会は全国での訴え、国会議員要請、国会行動などを繰り広げました。

 法案を審議する参院外交防衛委員会には、早朝から傍聴者がかけつけました。東京都小金井市から来た年金者組合の女性(78)は「アメリカの戦争に協力するような法案は絶対廃案にしたい」と力を込めます。

 昼休みには、参院議員面会所に約八十人がつめかけました。質問を終えた日本共産党の大門実紀史参院議員が国会の動きを報告。全労連の柴田真佐子副議長は「この数日間、審議未了・廃案に全力をあげよう」と呼びかけました。

 日本民主青年同盟中央委員会は同日、東京・JR渋谷駅前で新テロ特措法案反対を訴えました。リレートークと新テロ特措法案に反対か賛成かを問うシール投票を行いました。

 「人が殺されるのは嫌」「給油も戦争につながるから」と反対にシールを張る高校生や大学生の姿がありました。

 反対にシールを張った男性(26)=派遣社員=は「給油も戦争協力。そのことで日本もテロリストの標的になるから反対」と話しました。

 日本共産党の山下芳生参院議員もともに青年と語りました。

 大型プラスターを掲げて早朝宣伝(山口市)、中心通りで憲法改悪反対と合わせて街頭宣伝(札幌市)など全国でとりくみました。


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