2008年1月9日(水)「しんぶん赤旗」
米下院「慰安婦」決議の提出者
ホンダ議員が参院訪問
アジア・太平洋戦争中の日本軍「慰安婦」問題で日本政府に歴史的責任を認め公式な謝罪を行うよう求めた米下院決議が昨年七月末に採択されましたが、同決議の提出者マイク・ホンダ米下院議員(民主党)が八日、参院を表敬訪問し、江田五月議長らとなごやかに懇談しました。
懇談には、日本共産党の紙智子、仁比聡平両議員、民主党の神本美恵子、水岡俊一両議員が同席しました。
紙、仁比両氏は、それぞれ自己紹介。仁比氏が「米下院で決議を上げたことに敬意を表します」と述べると、ホンダ氏は「困難な課題だが、みなさんとセイム・ハート(同じ気持ち)だ」と語りました。
ホンダ氏らが米下院に提出した決議に対しては、自民党や民主党の「靖国」派国会議員が米紙に「故意のわい曲」とする意見広告を出して攻撃するなど、あの手この手の妨害工作に出ました。しかし、決議は米下院で全会一致で採択されました。
米下院決議が採択されて以降、十一月にオランダ、カナダ両国下院で、十二月にはEU(欧州連合)の欧州議会で同様の決議が採択されています。
■関連キーワード