2008年1月31日(木)「しんぶん赤旗」

「つなぎ法案」撤回は画期的成果

自民政治の転換求める論戦を

志位委員長が発言


 日本共産党の志位和夫委員長は衆参両院議長のあっせんで与野党が合意した後に開かれた党議員団会議であいさつし、この間の事態をふまえて三点を指摘しました。

 第一は、「つなぎ法案」を取り下げさせたのは画期的な成果だということです。与党が強行採決までした法案を撤回したのは歴史的にない事態で、「ここには正論の力、暴挙を許さない国民世論の圧力があった」と指摘しました。

 第二は、議長「あっせん」に明記された「徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする」と一体に「つなぎ法案」の撤回をもとめるという合意内容は、日本共産党が与野党書記局長・幹事長会談などで一貫して主張してきたものだと指摘。会談を通じて野党全体の要求になり、与野党でいったんは決裂しても、再度議長に提起して与野党全体の合意になった経過にふれ、「日本共産党として議会制民主主義を守る方策を示し、すべての党の合意になった。民主主義をまもる主要な役割を果たした」とのべました。

 第三は、今後の国会論戦にのぞむうえで、国民の切実な要求から出発し、自民党政治の根本的転換を求める論戦が大事だということです。志位氏は、大企業から国民の暮らしへと経済政策の軸足の転換をもとめ、アメリカいいなり外交から自主・自立の外交への転換をもとめた衆参両院での代表質問や予算委員会での日本共産党の論戦の意義を改めてのべつつ、こうした立場での論戦を発展させる重要性を強調しました。



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