2008年1月31日(木)「しんぶん赤旗」

派遣と請負に歯止めこそ

小池議員との懇談で全労協


 日本共産党の小池晃参院議員(労働法制改悪阻止闘争本部長代理)は二十九日、全国労働組合連絡協議会(全労協)を訪問し、労働者派遣法改正について懇談しました。全労協から、中岡基明事務局長が応対しました。

 小池議員は、「グッドウィルの事業停止処分が深刻な雇用問題を引き起こしている。偽装請負をただしても、期間工にされ、不安定雇用のままになっている。現場の実態に法制度がたちおくれているのは明らかであり、派遣労働者を保護するために、法改正を実現したい」とのべ、日本共産党の労働者派遣法改正要求を説明しました。

 中岡事務局長は、「ワーキングプアの典型が派遣と請負だ。歯止めをかけなければならない。いまがチャンスだと思う。国会内外のたたかいが必要」とのべ、法改正の必要性を強調しました。

 小池氏は、懇談のなかで、グッドウィルの違法行為を是正したことで一番困っているのが労働者であることなど、現場の労働実態を示しながら、職業安定法に違反する行為が労働者派遣法によって合法化されている現実を指摘し、「国会で、労働者派遣法の抜本改正を実現したい」と決意を語りました。



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