2008年1月31日(木)「しんぶん赤旗」
派兵恒久法阻止に全力
安保破棄中実委が幹事会
安保破棄中央実行委員会は三十日、東京都内で幹事会を開き、海外派兵恒久法阻止をはじめ「戦争する国づくり」を許さず、憲法九条を守る国民的な運動を発展させようとの二〇〇八年度の運動方針を決めました。
運動方針を提案した早坂義郎事務局長はこの半年、「声をあげれば政治を動かすことができる」という確信のもとで運動をすすめ、インド洋からの自衛艦撤退を勝ち取り、名護、岩国、座間での連続した集会で米軍再編・強化反対の全国連帯をすすめるなど、かつてないたたかいをしてきたと強調しました。
そのうえで全国連帯の力で岩国市長選勝利と、原子力空母配備に反対する横須賀住民投票の成功を呼びかけました。イラク開戦五年の三月二十日の全国いっせい行動とも結び、自衛隊の海外派兵恒久法に反対しようと訴えました。軍事負担が国民との矛盾を深めるなか「軍事費削れ」の運動を提起。日米軍事同盟が根源にあることがわかりやすくなっており、反対する国民多数派をめざそうと呼びかけました。
「『自衛隊の行動・実態調査』にとりくみ、自衛隊の実戦化が浮き彫りになっている。海外派兵恒久法阻止に全力をあげたい」(新日本婦人の会)「海外派兵恒久法は解釈改憲の実現。緊迫した課題」(農民連)などの意見がだされ、貧困と格差が広がるなか、「聖域」とされる軍事費の問題を大いに知らせていくことが大事になっているとの発言が相次ぎました。
全日本民医連の大河原貞人事務局次長が開会あいさつ。早坂義郎事務局長をはじめ常任幹事を再任しました。