2008年2月1日(金)「しんぶん赤旗」
医療充実が国救う
保団連、国会議員と懇談
小池・高橋両氏出席
医師・歯科医師ら十万人でつくる全国保険医団体連合会(保団連)は三十一日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で、国会議員との医療問題懇談会を開きました。
四月に実施予定の後期高齢者医療制度の中止・見直しや、診療報酬の抜本的な改善などを求めて開かれたもの。日本共産党から高橋千鶴子衆院議員、小池晃参院議員が出席しました。
会場からは、「後期高齢者医療制度をぶっつぶそうと、三月二十三日に一万人規模の集会を計画している」(東京)、「国の医療費(予算)総枠拡大が世論になってきているが、厚労省などはそれを逆手にとって、消費税増税の理由にしている。パンフを作製し、そうではないことを強調した」(兵庫)などの発言がありました。
広島県内の歯科医師は、診療報酬が長い間据えおかれている現状を批判し、「社会保障充実こそ国を救う、経済を活性化させる」と政府・与党の医療費抑制政策の転換を求めました。
小池議員は、「後期高齢者医療制度の中止・撤回へむけて野党間の協議も始まっています。国が進める療養病床の廃止・削減にも、自治体からも無理との声があがっています。この問題でも抜本的見直しを呼びかけていく」とのべ、「今国会を医療に光があたる国会にしていくために、ご一緒に頑張りましょう」と訴えました。
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