2008年2月7日(木)「しんぶん赤旗」
政府は参院否決の重み受け止めよ
補正予算成立 志位委員長が会見
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日本共産党の志位和夫委員長は六日、補正予算が成立したことを受けて国会内で記者会見し、次のように述べました。
―補正予算成立の受けとめは。
政府提出の補正予算が一院、参議院で否決されたことの重みを政府は深刻に受けとめるべきだ。
私たちは、補正予算案について、岩国、沖縄の米軍基地の強化など米軍再編を促進する内容も入っているので、厳しく反対したが、政府はともかく一院で否決されたという重みをしっかり受けとめて、今後の国会にあたるべきだと思う。
本予算の審議にあたっては、徹底的な、内実のある審議を、国民の前でしっかり行う必要がある。衆議院だけの数の力に頼って強行するということは絶対にあってはならないということをいっておきたい。
―両院協議会が、あって、ないに等しい状態になっているが。
本来は両院協議会で、実質のある議論が交わされるべきだと思う。すなわち、参院側は野党、衆院側は与党の議員が協議委員として出て、それぞれの立場をきちんと議論するという仕組みになっているわけだから、それにのっとった運営が、求められるべきあり方だと思っている。形式的に事を決めればいいという場にしてはならないと思う。