2008年2月9日(土)「しんぶん赤旗」
9条守る首長の会
元市町村長の14氏が結成
宮城
宮城県内の市町村長経験者十四人は八日、県庁内で記者会見し、「憲法九条を守る首長の会」(会長・川井貞一元白石市長)を結成し、「憲法九条を守るための首長アピール」を全国の首長に発信すると発表しました。首長経験者の九条の会は全国で初めてです。
記者会見には七人の元首長が参加。川井氏は、「このままでは日本が戦争への道を歩むのではないかとの懸念から、住民の福祉向上のために働いてきた首長として全国に九条を守るアピールを発信しようと話し合った」と趣旨を説明しました。
それぞれの元首長は、肉親を戦争で亡くした自らの戦争体験や「戦争が起きたら、これまでやってきた町づくりがすべて壊されてしまう」「住民の安全が究極の願い。どんなことをしても九条を守らなければならない」など首長としての平和への思いを語りました。
同アピールに賛同を寄せ、名前を公表している首長経験者は川井会長のほか、次の九氏です。鹿野文永・元鹿島台町長、大関健一・元栗駒町長、狩野猛夫・元松山町長、桑折智夫・元岩出山町長、菅原雅・元気仙沼市長、武山仁治・元松島町長、中川俊一・元古川市長、松村行衛・元七ケ宿町長、森久一・元山元町長。
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