2008年2月16日(土)「しんぶん赤旗」
ネスレ本社にデモ
神戸 争議解決訴える
大手食品メーカー、ネスレ日本に争議解決を求める「ネスレ本社包囲行動」が神戸市三宮で十五日おこなわれ、参加した四百人が「ネスレは解決交渉のテーブルにつけ」と訴えました。全労連などでつくるネスレ争議支援対策会議の主催。
東遊園地で開かれた集会で、津川知久兵庫労連議長があいさつ。ネスレの人権侵害について日本政府が「OECDの『多国籍企業ガイドライン』に照らして解決すべき問題」とし、ネスレ社の本部があるスイス政府に報告し、また中労委が労組との団交を拒否してはならないと命令を出すなど、ネスレは国際的にも国内的にも包囲されていると報告し、「私たちのたたかいがネスレを追いつめている。ことしを勝利する年にしよう」と訴えました。
ネッスル日本労組の小山尚一副委員長は、「会社側は、最高裁の勝利判決を受けて霞ケ浦工場に職場復帰した栗村新市さんを、毎日取り囲んで罵声(ばせい)を浴びせている。栗村さんは負けずにがんばっています。争議勝利へ引き続きご支援を」と発言。日本共産党の瀬戸恵子衆院比例候補が連帯あいさつしました。
参加者は、三宮のネスレ本社までデモ行進し、「人権侵害をするな」とシュプレヒコールをあげました。
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