2008年2月18日(月)「しんぶん赤旗」
女性「九条の会」3周年の集い
戦争 決して許さない
憲法九条を守れのとりくみを続けてきた女性「九条の会」は十七日、東京都新宿区内で、三周年記念女性のつどい「女性は戦争を決して許しません!」を開きました。会場いっぱいの四百四十人が参加しました。
作家で「九条の会」呼びかけ人の一人である澤地久枝さんが講演しました。澤地さんが昨年亡くなった小田実さんの「小さな人間からすべてが始まる。小さな人間が動かなければすべては動かない」の言葉を紹介すると、大きくうなずく姿が。「日本中の女たちが変われば、あしたにも日本は変わる。たとえある地域で自分が孤立していても、(憲法守れの)志が一つの人はいっぱいいる。腕力に頼るのではなくにこにこしながら、世直しのためにあすからご一緒に生きていきましょう」と参加者によびかけ、大きな拍手に包まれました。
女優の市原悦子さんが、戦争にほんろうされた幼い子どもと家族の姿をえがいた童話を朗読。ハンカチで目頭を押さえる参加者もみられました。「どんな理由があるにせよ、世界中から戦争と飢えがなくなることを、私も強く望んでいます」とのべると、会場は拍手でいっぱいになりました。
中川美保さんがサクソホン演奏をし、参加者は透き通った音色に聴きいっていました。
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