2008年2月20日(水)「しんぶん赤旗」
人間はモノじゃない
派遣労働者と対話
志位質問のビラを配布
千葉と東京
「人間“使い捨て”では未来はない。派遣法を改正し“労働者保護法”に」―。日本共産党と日本民主青年同盟のメンバーは十九日午前六時半から、千葉県船橋市と東京都大田区の駅周辺で志位和夫委員長の国会質問(八日)を掲載したビラを渡し、派遣労働者と対話しました。
JR西船橋駅(千葉県船橋市)周辺では「ハケン労働者をモノ扱いするな」「最低賃金を千円以上に」のパネルを掲げ、ビラを配布。アンケートを呼びかけました。
午前七時、派遣先へ向かうバスを待つ労働者が三十人、四十人と列をつくりました。日雇い派遣で働くダウンコート姿の女性(26)は「今日は倉庫整理。暖房がないといわれたので厚着できました」。交通費も出ておらず、仕事に使う軍手やボールペン、上履きも百円ショップで買ってきたと語りました。
東京都大田区のJR蒲田駅東口でも「派遣のことを書いたビラです」と訴えると、戻ってきて受け取る人も。「これから仕事」という世田谷区の男性(46)は、日雇いのガードマン。「雨の日は仕事がなくなるので、安定した生活ができない」と話しました。
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