2008年2月24日(日)「しんぶん赤旗」

妊婦健診の援助拡充を

かち都議が談話


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 都内の二十区で妊婦健診の公費負担回数が十四回に増えることになったことについて、日本共産党のかち佳代子都議は、次のように話しました。

 経済的理由で健診を受けない妊婦さんが増えており、安心して健診を受けられる体制をつくることは急務です。日本共産党は、子ども医療費の無料化と妊婦健診の公費負担の拡充を一貫して求めてきました。

 都は「妊婦健診は市区町村の事業だから」などといって、財政的援助をしない立場をとっています。しかし、子どもの医療費については、都独自に中学三年生まで一割分を公費で負担する制度を今年度から実施しています。妊婦健診の回数増も、やる気さえあればできます。

 私たちの試算では、健診無料化に必要な都予算は二分の一補助で五十億円程度です。決して無理な額ではありません。

 特別区で十四回実施が広がることは重要ですが、市町村部との格差が広がるのは問題です。妊婦健診のための財政的援助は、市長会からも都に重点要望として出されています。都内のどこに住んでいても安心して子どもを産むことのできる条件を整備することは、都の役割です。

 同時に、健診無料化は国の制度として実現すべきです。

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