2008年2月24日(日)「しんぶん赤旗」
艦長の聴取依然なし
海上保安庁捜査に批判
イージス艦「あたご」漁船衝突事件で、四日たった二十三日夜現在も海上保安庁は、「あたご」艦長への事情聴取をおこなっていないことがわかりました。同艦の責任者として衝突事故について報告を受けている艦長への事情聴取を後回しにしている、海上保安庁の捜査に批判の声がでています。
海上保安庁第三管区海上保安本部によると、漁船と衝突当時、艦長の舩渡健一等海佐はブリッジに不在で、当直士官ら十人によって自動操舵していました。事情聴取は、十九日午前四時直前に交代した当直士官らの要員も含め総勢三十人程度に広げられました。しかし、責任者の艦長からの事情聴取はいまだに行われていません。漁船の関係者への事情聴取やGPSのデータ提出などについても未定としています。
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