2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」
予算案
きょう衆院通過狙う
政府・与党 委員長職権で日程決定
衆院予算委員会の理事会が二十八日に開かれ、来年度予算案の締めくくり総括質疑と採決を二十九日に行うという与党提案を逢沢一郎委員長の職権で決めました。衆院議院運営委員会も理事会で、二十九日の本会議開会を委員長職権で決定。政府・与党は、同日中に予算案などを一括して可決、衆院を通過させる構えです。
予算委理事会で日本共産党の笠井亮議員は、「要求した参考人招致や資料提出も実現しておらず、さらに徹底審議が必要だ。両院議長あっせんの立場からも、集中審議の結果を受けてあらためて協議すべきだ」と主張。野党は、採決日程に反対しました。
衆院財務金融委員会の理事会も、ガソリン税の暫定税率延長を盛り込んだ道路特定財源の維持を含む歳入関連法案を二十九日に採決するという与党提案を委員長職権で決めました。
総務、国土交通の各委員会でも理事会で予算関連法案の同日中の採決が与党から提案される見通しです。
予算委では午前から夕方にかけてイージス艦衝突事故や沖縄の米兵による少女暴行事件などにかんする集中審議を行います。