2008年3月4日(火)「しんぶん赤旗」
米兵事件抗議の沖縄県民大会
超党派で成功をアピール発表
今月二十三日に沖縄県北谷町で開催する「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」を呼びかけている県内の市民団体は三日、沖縄県庁で記者会見し、超党派による県民大会の開催を呼びかける「参加アピール」文を発表しました。
玉寄哲永沖縄県子ども会育成連絡協議会会長は県民大会の意義を「県民が一つとなって、沖縄の怒りをしっかりと日米両政府にぶつけていきたい」と話しました。
アピール文は、女子中学生暴行事件が、被害少女の告訴取り下げで米兵が釈放されたことについて「被害者には一点の瑕疵(かし)がないにもかかわらず、被害者につらい思いをさせ、支えることができなかったことを、私たちは厳しく受け止めなければなりません」と述べたうえで、「私たちは、被害者の人権を守るとともに、県民のいのちと暮らしを守り、米兵によるこれ以上の犠牲者を出さないために、超党派による県民大会を開催し、県民の総意を早急に明らかにしなければなりません」と訴えています。
自民党県連が大会不参加を表明するなか、あらためて県議会に超党派の開催を呼びかけていきたいとしています。
呼びかけ団体は、八日に県民大会実行委員会の結成総会を開く予定です。
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