2008年3月6日(木)「しんぶん赤旗」
「イラク撤兵・雇用対策を」
クリーブランド有権者
【クリーブランド=西村央】オハイオ州での米大統領選挙予備選投票日の四日、朝から小雪が舞うクリーブランドで、有権者は続々と投票所へ足を運び、イラクからの撤退、雇用創出など思いを込めて一票を投じました。
クリーブランド郊外、パルマの住宅地の一角にある小学校で投票を終えた大学生ジョンソン・スペンサーさん(18)は、有権者となって初めての大統領選挙の今回「オバマ支持」と言い、理由を次のように説明します。「米国内の雇用喪失につながっている北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを掲げていること、イラクからの戦闘部隊撤退を掲げていることです」。
「経験をかって、クリントンを選びました」というのは名前は勘弁してほしいという七十五歳の主婦。「議員としての長い経験に期待している」といいます。
クリーブランド地元紙プレイン・ディーラー四日付によると、クリーブランドやパルマを含むカイヤホガ郡では、予備選での不在投票数がかつてなく多く、郡選管委員長は最近三回の予備選より、10ポイント以上投票率が高くなると予測しているとしています。
■関連キーワード