2008年3月9日(日)「しんぶん赤旗」

米兵事件抗議

「沖縄の意思示そう」

県民大会実行委を結成


 今月二十三日に沖縄県で開かれる「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」の実行委員会が八日、結成されました。同日、那覇市で県内の各種六十団体が結成集会を開き、開催目的やスローガン骨子、会場などを決めました。

 県民大会の開催の目的は「(米兵の事件・事故に対し)全県民が抗議の意思を示し、日米両政府に日米地位協定の抜本的改正と基地の整理・縮小を求める」としています。

 スローガンは、(1)人権(2)実効ある「綱紀粛正」「教育の徹底」(3)日米地位協定の抜本改正(4)目に見える基地の整理・縮小――を掲げることが了承されました。

 会の冒頭、沖縄県子ども会育成連絡協議会(沖子連)の玉寄哲永会長が呼びかけ団体の代表としてあいさつ。「これ(米兵による事件・事故)は人権の問題。戦後人権に対して憲法は保障している。にもかかわらずあのような事件(米兵女子中学生暴行事件)が起きた。引っ込んでいたら私たちの人権に対する安定した土壌を失う」と語気を強めました。

 県民大会の会場は、北谷町の北谷球場前広場。実行委員会主催で午後二時から開かれます。

 各団体の代表らは「はっきり抗議の意思を示していくことが私たちに問われている」「告訴を取り下げなければならない、声を出せない少女に代わって私たちが声を出さないといけない」などと決意表明。会場は熱気に包まれました。



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