2008年3月9日(日)「しんぶん赤旗」
雇用でも福祉でも“やっぱり共産党”
志位委員長訴えに共感
千葉・松戸
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「派遣労働の問題で、共産党がこんなに頑張っているとは初耳でした」(三十二歳女性)、「やっぱり選挙では共産党に入れる」(八十六歳男性)―千葉県松戸市で八日、日本共産党の志位和夫委員長を迎えた演説会が開かれ、参加者からは、こんな感想が寄せられました。
会場の「森のホール21」には、三階席までいっぱいの二千人が集まり、演説会は熱気に包まれました。
参加者の声援と大きな拍手に迎えられて登場した志位氏は、党綱領が指し示す日本改革の方針がどの問題でも情勢と響きあい、国民の声になりつつあることを語りました。そして、各分野でのたたかいと総選挙での党躍進を呼びかけ、大きな拍手に包まれました。
人間を使い捨てにする派遣労働の実態をリアルに告発するなかで、労働の規制緩和に唯一反対を貫いてきた日本共産党の主張が、今では国会も動かしつつあることを紹介しました。
これには、初参加者から「労働者派遣問題。とくにキヤノンの追及には感心した」との声が。事前の説明がなく、両手が凍傷になった日雇い派遣労働者の話に、「涙が出ました。(大企業の経営者は)自分の息子も同じように働かせることができますか」という感想文を寄せた人もいました。
志位氏が「日本共産党は大企業からの献金を一円も受けていないから、大企業の横暴勝手に対しても徹底追及できる」と述べると、割れるような拍手が起きました。
さらに志位氏は、七十五歳以上のお年寄りに負担増と差別的扱いを強いる後期高齢者医療制度を批判。「お年寄りを敬い、ご苦労に報いる社会でこそ、若い方も含めすべての人々が人間として大切にされる」と訴えると、「その通り」と声援が飛びました。志位氏が、野党四党で廃止法案を提出したことにもふれながら、「なんとしても四月実施を撤回させよう」と呼びかけると、聴衆は大きな拍手でこたえました。
初参加の男性(74)は「少年期に戦火にさらされ、老年期になって老人は早く死ねというような政策は絶対に反対です」と感想を寄せました。
演説会では、衆院南関東ブロックのはたの君枝、小倉忠平(千葉2区重複)、斉藤和子(同4区重複)、加藤英雄(同8区重複)の各比例候補が決意を表明。党躍進への支援を呼びかけると、参加者は大きな拍手と声援でこたえました。
「各党の政策を広く知りたい」との思いから、立て看板の案内を見てやってきた松戸市の男性(29)は「共産党が弱者救済や、競争社会についていけない人を隅っこに追いやらないようブレーキの役割を果たしていると感じた」と述べ、派遣問題での志位氏の訴えに共感していました。
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