2008年3月15日(土)「しんぶん赤旗」
改憲「大連立」は許さない
志位委員長 自民・民主の議員同盟批判
山梨・都留市
日本共産党の志位和夫委員長は十四日夜、山梨県都留市で開かれた党演説会で、自民・民主両党の「大連立」の動きが、いつでも再燃しかねないことに警戒を呼びかけ、改憲と消費税増税を接点とした両党の「合作」による悪政に、正面から立ちはだかる決意を表明しました。
この中で志位氏は、改憲派の「新憲法制定議員同盟」(中曽根康弘会長)が四日に新役員体制を決め、自民・民主の両党幹事長や前党首など両党幹部までも役員に組み込んだことを指摘。新たに顧問に就任した民主党の鳩山由紀夫幹事長が、これを機に「通常国会中に憲法審査会の立ち上げが動きだす可能性がある」(「読売」五日付)と述べていると警戒を呼びかけました。
同盟幹事長の愛知和男衆院議員(自民)が「『九条の会』に対抗していくには、よほどこちらも地方に拠点をつくっていかねばなりません」などと述べ、組織づくりに執念を燃やしていることを紹介。志位氏は、「草の根で改憲反対の多数派をつくるために力を合わせよう」と訴えました。
そのうえで、暮らしを壊す増税「大連立」と、平和を壊す改憲「大連立」という「二大政党の『合作』での間違った政治に日本共産党は、正面から立ちはだかり、ストップをかけるために全力をあげます」とのべました。
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