2008年3月15日(土)「しんぶん赤旗」
県漁連と党が懇談
安全航行・原油高で要望次々
神奈川
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イージス艦衝突事故にかかわる安全航行問題、原油高騰問題などで日本共産党の、はたの君枝、笠木たかしの両衆院比例予定候補、中島廣信党県漁業水産部長は十四日、神奈川県漁業協同組合連合会(横浜市金沢区、三十一組合、約六千人)を訪ねました。岡彬副会長、作中宏指導担当部長と懇談しました。
衝突事故は東京湾にある米海軍横須賀基地に向かう途中でおきました。
岡副会長は、事故原因について「自衛隊側、イージス艦側にあると考えている。自動操舵(そうだ)のままつっこんできたことが大きな問題。今回だけなのか恒常的にやられていたのか、事故原因をはっきりしてもらいたいと強く思っている」とのべました。
再発防止については、「法律とか規則とか、お互いに守ることが大前提。それに加えて見張りの問題など安全航行の徹底をやっていただきたい」とのべました。作中氏は、「自動操舵というのはこういう海域では信じられない」とのべました。
中島氏が、米軍と自衛隊の潜水艦が相模湾の訓練水域で「操業中の漁船の前に潜水艦がぬっと浮き出て鯨かと思ってびっくりした」と、ある漁協で言われたことを紹介、事前通告の有無を聞くと、岡氏は「(事前通告は漁連には)来てない」とのべました。
はたの氏が、原油高騰問題についてたずねると、岡氏は「みんな困っている。燃料費の(支出での)割合が高い」とのべ、作中氏は価格下げや有効な緊急対策を求めていると要望しました。
笠木氏は「みなさんの声を聞き、国政にとどけ改善を図る努力をしたい」とのべました。
党県委員会は十三、十四の両日、県内六カ所の漁協を訪問しました。
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